机上最強の弟子

ポケモンバトルで変なことをするブログです。

【ポケモン剣盾】ラグラージスレイヤー!?復讐のラグハメTODルージュラ



おしるこカエルです。

ポケモンSVのランクバトルが始まり、剣盾でのポケモンバトルも一段落ということで、私が剣盾シングルで使ってきたルージュラについて振り返りたいと思います。

※注意:この記事にはある特定のポケモンへの恨み、憎しみ、過激な表現が含まれます。記事上の演出のつもりですが、ラグラージが大好き過ぎる人は気をつけてください。あと長いです。


経緯

話は2年前の2020年末に遡る。
その時の剣盾ランクバトルはシリーズ7。
『冠の雪原』で解禁された準伝説や御三家が参戦してきた頃である。

当時珍しくシングルバトルにハマっていた私は、その日も新しく育てたポケモンとパーティでランクバトルに挑んでいた。


しかし、そこで出くわしてしまったのだ…。

起点作り型ラグラージ



・起点作り型ラグラージ
特性:げきりゅうorしめりけ
持ち物:オボンのみ、たべのこし、ゴツゴツメット
技:ステルスロック/あくび/クイックターン/まもるorじしん


当時のレート上位者が使用し、
今ではすっかりテンプレとなった対策必須の起点作り型ラグラージに手も足も出ずやられ、私の新パーティは初戦にして完全敗北を喫した。

その時の私の気持ちを一言で説明するのは難しい。

だが皆も想像して欲しい…
一から戦法を考え、寝る間も惜しんで厳選を行い、手塩にかけて育てたお気に入りのポケモンたちがいたとする。


そのポケモンたちが起点作りラグラージのあくび+ステロで一方的に回され、なぶられ、蹂躙されて瀕死になっていく。

そしてそれを始まりから終わりまで、何も出来ずにただ見ていることしかできなかったとしよう。

そこまでやられて起点作りラグラージを許せるだろうか?


…許せるわけがない。


私はラグラージへの復讐を誓い、ヤツを徹底的に倒す方法を探して考察を繰り返した。

良いアイデアを思い付いてはランクバトルに潜って試し、昼も夜も起点作りラグラージを倒すことを考える…。

そして対ラグラージ用のルージュラを思い付いた私は再びラグラージだけを探してネット対戦を繰り返し、何体ものラグラージを一方的に狩っていった。



…するとどうだろう?
だんだんラグラージを狩るのが楽しくなってきた。


こうして私は起点作りラグラージを倒すことだけを求めてネット対戦をさまようラグラージスレイヤーとなったのだった。




個体紹介


ルージュラ
特性:かんそうはだ
持ち物:ふうせん
性格:おくびょうミント使用
技:くろいまなざし/あくまのキッス/メロメロ/つららばり
努力値:HSぶっぱ
攻撃個体値最低

厳選開始後すぐに色違いの個体が誕生。
これを「色違いルージュララグラージを潰せ」という神の思し召しと判断し、ミントやすごいとっくんで仕上げた。


やりたいこと



パーティをあえて起点作りラグラージに弱そうなポケモンで固めることでラグラージを誘い、
先発で出てきたラグをふうせんかんそうはだルージュラのくろいまなざしで捕え、初手から※TODを仕掛ける。






くろいまなざしで交代を封じ、
かんそうはだクイックターンを封じ、
ふうせんで地震を無効化する。


起点作りラグラージが攻撃も交代も出来なくなったところをあくまのキッスとメロメロで妨害。

つららばりで少しずつダメージを与えて活かさず殺さずいたぶり続け、ラグラージと対面したまま制限時間20分まで戦って判定勝ちを狙う。



TODとは
『TIME OVER DEATH(タイムオーバーデス)』の略。時間切れ待ち戦術のこと。
制限時間内に決着がつかなかった場合は

  1. 残りポケモンの数
  2. 残ったポケモンのHPの割合
  3. 残ったポケモンの総HPの量

これらの基準について上から準に
判定し、多かった方が勝者となる。



技について

くろいまなざし

確定枠。
ラグラージの交代を禁止する。
この効果はターン制限が存在せず、使用者が交代しない限り、試合終了まで続く

実はまもるやダイウォールを貫通するので、相手の起点作りラグラージは初手交代以外で勝ち筋が無い。
相手が様子見でまもるなどを選択した時点でこちら側の勝利がほぼ決定するのだ。

相手が勝ち筋を残すためには、ルージュラに後続のポケモンを眠らされる可能性を承知の上で即交代しなければならない。

この交代をしてきたプレイヤーは私が戦った限りでは殆んどいなかった。

あくまのキッス

ルージュラの専用技。相手を眠らせて妨害を行う。

ラグラージが自由なタイミングであくびを打ってくるのを妨害する他、相手を眠らせることでラグラージのPPを節約しTOD前にわるあがきで自滅されるのを防ぐ。

また、眠っている間はZzz・・・という眠り状態のエフェクトが入って時間を稼いでくれる。

メロメロ

相手をメロメロ状態にして妨害する。

あくまのキッスと同様に行動の妨害とPP節約、メロメロ状態の💕というエフェクトで時間を稼ぐ役割がある。

ラグラージはいわゆる御三家と呼ばれるポケモンであり、♀より♂の方が多い。

しかも同じく♂の割合が多いブイズと比べてラグラージの♀個体を粘るプレイヤーが少ない傾向にあるため、ラグラージに対するメロメロという技は非常に刺さりやすいと言えるだろう。

私のようにラグラージの性別を利用してハメてくるプレイヤーがいるので、
もしこれから起点作りラグラージを育成する方がいらっしゃるのならば、ぜひラグラージの厳選を頑張っていただきたい。

PPも最大24なのでTODに合っている。

つららばり

攻撃技枠。
威力25のこおりタイプの連続技。
ラグラージのHPを削る役割がある。
このルージュラを考える上で一番悩んだ枠。

当初このルージュラを考察した時、攻撃技はエナジーボールれいとうビームだった。
しかし、エナジーボールラグラージを一撃で倒してしまう関係上実質的にPPが1しかなく、TOD戦法にはマッチしない。また、ラグラージにまもるやダイウォールを使われると倒して損ねてしまう。

れいとうビームは威力が高く、ラグラージに何発も打てないため実質的なPPが少なく、望まない急所で事故の原因となる。

れいとうビームでは威力が高過ぎたので、次に「こなゆき」について考えた。PPは非常に多いがまだ威力が高い気がした。

では物理技はどうか。「はたく」について考えたが、今度は威力が弱すぎる。ラグラージの持ち物が食べ残しだった場合は一生ダメージを与えられないし、ゴツゴツメットを持っていた場合は反動ダメージでこちらが負けてしまう。

こなゆきは強すぎる、はたくは弱すぎる。悩んだ私がたどり着いた技こそが「つららばり」である。

つららばりなら最低ダメージがはたくより強く、こなゆきより弱くできる。非接触技なのでゴツゴツメットの反動を気にしなくてすむ。

さらに連続技であるつららばりは、攻撃一発ごとにアニメーションが入り時間稼ぎもできるしppも最大48と多い。

ルージュラつららばりはまさにラグラージをいたぶるための技と言える


使ってみた感想

正確な数は数えていないものの、初手対面したラグラージの90%以上をTOD戦法にハメてやったと思う。

最初は起点作りラグラージに対する強い憎しみと復讐心でTODルージュラを生み出したが、途中からラグラージを一方的に駆除するのが楽しくて仕方なくなり、やがてラグラージをハメるためだけにシングルバトルのネット対戦に潜るようになった。

このルージュラを使っていて楽しい時は、相手が脱出不可能の詰み状態に気づいた時、明らかに長考するのがわかる瞬間である。
我ながら性格が悪い。

この戦法は対戦相手の精神にストレスを与える要素だらけなため、時間切れを待つまでもなく降参されたり、切断されたりすることもあった。

相手を嵌める昆布戦法はより悪質なハメ戦法で制する。

私はラグラージへの復讐心から気が狂ってしまったのだろうか?


おわりに

実はこの戦法を完成させた後になってネットで検索したところ、私以外にも風船乾燥肌ルージュラのくろいまなざしでTODをしている方がいらっしゃいました。
2022年現在ではさらに使用者が増えているようです。

やはり剣盾で起点作りラグラージを完封することを考えたらルージュラを使うのが一番なんですね。私は間違ってなかった!

他の方と比べると細かい技構成が異なるのは面白い点で、私は復讐心からこのルージュラを生み出したので、嫌がらせに特化した技構成というカンジでしょうか。

ルージュラに最低限の汎用性を持たせるのであれば、他の方の考案した技構成を参考にするのが良いと思います。



ここまで読んでいただきありがとうございます!